雨漏りは1階でも発生する?意外な侵入口を解説

雨漏りは1階でも発生する?意外な侵入口を解説

2026/06/19

雨漏りは、2階だけでなく、1階でも発生します。部屋の上に下屋やベランダがある場合はもちろんですが、2階部分がある場合でもサッシや外壁が原因で1階の雨漏りにつながることがあります。
1階でも発生する雨漏りの原因や雨漏りした場合の対処方法について解説します。

雨漏りは1階でも発生する

雨漏りは屋根の不具合が原因で発生するものだと思っている方が多いと思います。
そのため、屋根がある2階で発生するもので、1階は無関係と思うかもしれません。
しかし、雨漏りは1階でも発生します。

例えば、1階の部屋の上部に2階がなく屋根になっていれば、屋根の不具合により雨漏りが生じることがあります。
また、屋根以外にも雨漏り原因があります。

1階で雨漏りが発生するケースとは?

雨漏りが1階で発生するのはどのようなケースかみていきましょう。

✅サッシからの雨漏りの場合

サッシは雨漏り原因となりやすい部位です。サッシと外壁との境目には、隙間がありますが、この部分には、コーキング(シーリング)と呼ばれるゴム状の物質が詰められています。
ただ、このコーキングは寿命はそれほど長くなく、10年程度もすれば、劣化して、ひび割れたり、隙間が生じたり、剥がれてしまいます。
この場合、その隙間から雨水が浸入してしまいます。

サッシが原因の雨漏りは、サッシがある部屋で雨漏りが生じることもあります。この場合、サッシの周りだけが濡れた状態になります。
さらに、コーキングの隙間から浸入した雨水が下の階の天井に伝って、雨漏りにつながることもあります。

✅外壁からの雨漏りの場合

外壁が雨漏りの原因になることもあります。
外壁は、経年劣化によりひび割れて、隙間が生じることがあります。
モルタル外壁や窯業系サイディングの場合は、クラックが生じやすく、構造クラックといい、目立つひび割れになると、雨水が浸入するようになります。
また、外壁同士の境目にコーキング(シーリング)が打たれている場合も、これが劣化することにより、雨水が浸入することがあります。
このようにして外壁の内部に浸入した雨水はその下の階に伝わり、雨漏りにつながってしまいます。

✅ベランダからの雨漏りの場合

ベランダは雨漏り原因箇所がたくさんあります。
床部分の防水層、排水口付近でひび割れが生じてしまうと、そのまま雨水が浸入し、雨漏りにつながります。
また、腰壁の上部の笠木は、アルミなどの金属板なので、それ自体は雨漏り原因になりにくいですがつなぎ目などに隙間が生じると雨水が浸入します。。
外壁のひび割れの他、サッシと外壁の隙間のコーキングの劣化によりその隙間から雨水が浸入することもあります。
こうして浸入した雨水は、ベランダの下に流れていきますが、直下に部屋があれば天井から雨漏りしてしまいます。
ベランダの下の軒天部分に雨染みが発生したり、雨水が滴ることもあります。

✅下屋からの雨漏りの場合

1階の上に屋根がある場合、この屋根のことを下屋(げや)や差し掛け屋根と言います。
下屋は、1階の雨漏り原因になりやすい部位です。
屋根自体は不具合がない場合でも、屋根と二階の外壁がぶつかり合う取り合い部分が雨漏り原因になりやすいです。
この取り合い部分は、水切り板金等を施工して、境目の隙間に雨水が浸入することを防いでいます。
ただ、水切り板金も、経年劣化により歪んで、隙間が生じたり、雨水をうまく逃がせなくなることもあります。

✅給排水管からの水漏れの場合

1階の天井裏に水道の給水管や排水管が張り巡らされている場合は、その給排水管からの水漏れにより、1階で雨漏りが生じたように見えてしまうことがあります。

給水管からの水漏れの場合は放置すると水道料金が上がります。
排水管から水が漏れている場合も、衛生面で問題がありますし、建物の構造にも被害が及ぶので早めの対処が必要です。

1階の雨漏りも放置してはいけない理由とは

雨漏りは、2階で生じたものでも1階で生じたものでも放置してはいけません。
雨漏りを放置した場合は次のようなリスクがあります。

・木材腐朽菌による腐食
・白アリを寄せ付けやすくなる
・カビが発生して健康被害が生じる
・漏電事故が起きる

木造住宅では、柱や梁、構造用合板といった木材を乾燥した状態に保つことが重要です。雨漏りにより濡れた状態が続くと、木材腐朽菌による腐食が進行しやすくなります。
構造上重要な部位が、腐食してしまうと、耐震性が低下してしまいます。
さらに、木材が湿った状態になると、白アリが寄り付きやすくなります。特に、1階は、地上に近いため、白アリ被害に遭いやすくなります。
また、室内はもちろん、壁の内部や天井裏でカビが発生して、健康被害につながることもあります。
そのほか、壁内部に回されている電気配線に雨水がかかることで漏電事故が起きてしまうリスクも高まります。

1階で雨漏りが発生した場合の対処方法とは?

1階で雨漏りが発生した場合、雨漏り原因が分からず、どう対処してよいかわからなくなることもあると思います。この場合にやるべきことを紹介します。

室内側で応急処置を取る

雨漏りが発生した場合は、まず室内側で応急処置を取りましょう。
まずは、濡れた壁や床などを雑巾で拭き取ります。
そして、天井や壁のうち、水が滴る部位を特定して、これ以上被害が広がらないようにバケツなどで水を受け止めます。
さらに、家具や家電製品を水の滴らない部屋に避難させましょう。

どこから水が滴っているのか記録しておく

どこから水が滴っているのか、その記録をスマホのカメラなどで撮っておくようにしましょう。
雨漏りは、雨が降った時にいつも生じるとは限りません。台風など強風を伴う大雨の時だけ生じることもあります。
その日の天気や風向き、雨の程度などの情報も記録しておくとよいでしょう。

雨漏り原因の特定

雨漏り原因を特定することはプロの雨漏り修理業者でも難しい作業です。
一般の方では、よほど明確なひび割れがある場合でなければ特定は困難です。
そのため、早めに雨漏り修理業者に、雨漏り原因の特定を依頼しましょう。

おおよその雨漏り原因が分かる場合は、ひび割れ箇所をブルーシートで覆うなどして、それ以上の雨漏りが生じないようにするべきです。

1階で雨漏りが発生した場合の修理方法

1階で雨漏りが発生した場合は、どのように修理工事を行うのか解説します。

雨漏り原因を調査する

1階で雨漏りが発生した場合は、屋根が原因とは限らないため、雨漏り原因を特定する作業が必須です。
雨漏り原因の調査方法は、主に3つの方法があります。

・目視調査
・散水調査
・赤外線サーモグラフィ調査

目視調査は、屋根や外壁、サッシなどを外側から直接見て確認する調査方法です。
散水調査は、目視調査の結果、雨漏り原因となりそうな箇所を見つけたら、実際に水をかけてみて雨漏りするかどうか調べる方法です。
赤外線サーモグラフィ調査は、赤外線サーモグラフィを当てることで温度変化から、濡れている部位を特定し、雨漏りの経路を探る方法です。
これらの調査を併用することで、より正確に雨漏り原因を突き止められます。

補修工事を行う

雨漏り原因を突き止めたら、その原因にあわせた補修工事を行います。
補修工事の内容は、雨漏り原因により異なります。

・コーキング(シーリング)の打ち替え工事
コーキングがひび割れたり、剥がれていて、その隙間から雨水が浸入している場合は、コーキングの打ち替え工事を行います。
具体的には、古いコーキングを剥がして、新しいコーキング剤を充填していきます。

・外壁のひび割れ補修
外壁のひび割れが大きくなっていて、その隙間から雨水が浸入している場合は、外壁のひび割れ補修を行います。
ひび割れの部分に、コーキング(シーリング)剤を充填するのが一般的な補修方法です。
この場合、コーキングを打った箇所だけが目立ってしまうので、外壁の塗装工事も併用するとより完璧な補修工事になります。

・ベランダからの雨漏り修理
ベランダが雨漏りの原因の場合は、原因箇所ごとに工事内容が異なります。
床のひび割れについては、防水工事を行います。排水口の周辺がひび割れている場合は、ドレンの補修が必要です。

・下屋からの雨漏り修理
下屋や差し掛け屋根が雨漏りの原因である場合は、外壁と屋根の取り合い部分に設置されている水切り板金の不具合が雨漏り原因であることが多いです。
この場合は、水切り板金の補修が必要ですが、この工事を行うには、外壁も一部外す必要があります。
また、屋根自体が劣化していて、屋根材のひび割れがあったり、防水シート(ルーフィング)の寿命が来ている場合は、屋根の葺き替え工事などが必要になります。

まとめ

1階で発生する雨漏りの原因と対処方法について紹介しました。
一旦、雨漏りを発生させてしまうと、建物の傷みが進行してしまうので、定期的に建物の屋根や外壁などの点検を行いましょう。
Re,ルーフは、京都市右京区を中心に活躍する屋根工事職人直営店です。京都市や亀岡市などを中心に京都府全域で屋根工事や雨漏り修理工事を承っています。
1階だけで雨漏りが発生していて原因が分からない場合も、お気軽にご相談ください。
すぐに駆けつけて、調査を行い必要な補修工事を提案させていただきます。