写真だけで判断して大丈夫?現地調査の重要性
2026/04/15
屋根修理を行うためには、屋根の状態を把握しなければなりません。
屋根の状態は、地上から見上げただけでは詳しくは分かりませんし、写真だけでは判断が難しく、職人が直接、屋根に上がったり、屋根裏を確認するといった現地調査が必要になります。
現地調査の重要性や何が分かるのか、依頼する際のポイントについて解説します。
屋根の現地調査とは?

屋根を調査する方法はいくつかありますが、基本的には、職人が屋根に上がったり、屋根裏に入って、屋根の状態をプロの目で確認する方法を取ります。
これを屋根の現地調査と言います。
現地調査以外に屋根の状態を把握する方法はあるのか?
屋根の状態を正確に把握するには、現地調査以外の方法はありません。
地上から見上げただけでも、屋根の状態はある程度把握できますが、それだけでは、どんな工事が必要なのかまではわかりません。
下地がどんな状態なのかは、屋根の外観だけでは判断できず、屋根裏から直接確認する必要があります。
最近では、ドローンを飛ばして屋根の状態を確認することも可能です。
ただ、ドローンの映像の解像度が低い場合は、やはり、職人の目視による調査に比べると精度が低いこともあります。
屋根の状態の推測は可能

屋根の現地調査以外の方法でも、次のような情報が揃っていれば、屋根の状態を推測することはできます。
・屋根の種類は何か?
・築年数はどれくらいか?
・工事履歴はあるのか?
・雨漏りしたことがあるのか?
・建物の設計図があるか?
一つ一つ確認しましょう。
屋根の種類は何か?
屋根の種類は、地上から屋根を見上げただけでも判断は可能です。
屋根材には主に、
・瓦屋根化粧スレート
・金属屋根
・瓦屋根
の3種類があります。
瓦屋根は、特徴的なので見間違えることはないでしょう。
化粧スレートは一般的な屋根材なので多くの場合、判断可能です。
金属屋根は、その質感から判断できることが多いです。
この3種類の屋根材は、耐用年数、劣化しやすい部分、メンテナンス方法がそれぞれ異なるため、このいずれであるかにより、工事内容が大きく異なります。
✅築年数はどれくらいか?
屋根は建物で最も過酷な環境に置かれている部位なので、劣化しやすい箇所です。
築年数が長いほど、屋根の劣化が進行している可能性が高まります。
また、屋根材の下に敷かれているルーフィング(防水シート)の劣化の程度は、屋根材を剥がす以外に直接確認する方法がありません。
ただ、築年数から、ルーフィングの寿命が来ているかどうかを推測することは可能です。
✅工事履歴はあるのか?
以前に屋根工事を行ったことがある場合は、その工事内容により、屋根が現在どのような状態にあるのか判断することができます。
屋根の下地からすべて張り替える全面的な工事を行っていれば、新築と同様だと判断できます。
一方、塗装しかしていない場合は、屋根材の状態は良くても、ルーフィング(防水シート)は寿命が来ている可能性もあります。
✅雨漏りしたことがあるのか?
室内で屋根からの雨漏りに気づく場合は、屋根の傷みがかなり進行している可能性があります。
早い段階で気づけば、部分的な雨漏り修理だけで対応することも可能ですが、何年も雨漏りを放置してしまった場合は、下地の野地板も腐っている可能性があり、全面的な屋根のリフォーム工事が必要になることもあります。
✅建物の設計図があるか?
建物の設計図は、屋根の正確な形状を確認するのに役立ちます。
設計図から、屋根材やルーフィング(防水シート)のメーカー名が分かることもあります。
これが分かれば、屋根のメンテナンスがしやすくなることもあります。
また、屋根の面積も分かるため、見積もりの際により正確な金額を示せることがあります。
屋根の現地調査で分かること

屋根の現地調査を行った場合、どのようなことが分かるのか確認しておきましょう。
✔屋根材の劣化状態
どのような屋根材でも経年劣化します。
地上からでは細かい劣化状態が分からないことも多いですが、屋根に上がってよく観察することでより詳しい劣化状態が分かります。
化粧スレートの場合は、塗膜が劣化すると、色褪せたり、カビやコケが付着しやすくなり、防水性能が低下します。
金属屋根の場合も、塗膜の劣化により色褪せますし、防錆機能が低下するため、錆が発生しやすくなります。
瓦は、耐久性が高いですが、それでもひび割れなどが生じることはあります。
✔棟板金の浮き・剥がれ
棟板金は、屋根の天辺の部分に棟下地(貫板)が打ち付けられており、その上に被せられる形で施工されています。
棟下地は木材を使っていることが多く、歳月が経つと雨水の影響などで劣化します。
棟下地が劣化していると、棟板金を止めている釘などがゆるくなり、剥がれやすくなったり、浮きが生じてしまいます。
地上からは棟板金の異常が確認できなくても、屋根に上がってよく見ると、釘が抜けていたり、ガタガタと動く状態になっていることもあります。
✔谷板金の劣化
谷板金は、屋根と屋根がぶつかりあって谷になる部分に設置されています。
谷板金は屋根材の下に、ガルバリウム鋼板のように錆に強い金属で施工されていますが、雨漏りの原因箇所になりやすい部位です。
錆が進行して穴が空いている場合は、雨漏りしてしまいますし、ゴミが詰まったり、歪みが生じている場合も排水がうまくいかずに雨漏りを生じさせてしまいます。
谷板金は地上からは見えにくいため、実際に屋根に上がって点検する必要があります。
✔瓦屋根の漆喰の劣化
瓦屋根には棟瓦の下に漆喰が詰め込まれています。
瓦自体は、耐用年数が50年以上と寿命が長いですが、漆喰の寿命は20年程度しかありません。
漆喰は、地上からでも目立つので、劣化具合をおおよそ確認することができますが、見えにくい場合は、屋根に上り、劣化状態を詳しく観察する必要があります。
✔野地板の腐食
野地板とは、屋根の下地になっている板材のことです。
屋根の上からは、屋根材を剥がさない限り、野地板の状態を把握することはできません。
ただ、屋根裏から覗くことにより、野地板の裏側がどうなっているのかは確認できます。
既に雨漏りしている場合は、野地板に雨が染み込んだ跡が残っていることがあります。
また、野地板が雨水を吸った影響により、腐食が進行しているケースもあります。
屋根の現地調査でも分からないこと
屋根の現地調査でも判断が難しい部位もあります。
代表的なのは、ルーフィング(防水シート)の劣化状態です。
また、雨漏りの詳細な原因は、目視だけでは限界があります。
✔ルーフィング(防水シート)の劣化状態
ルーフィング(防水シート)は、屋根材の下、野地板の上に施工されています。
ルーフィングがどのような状態になっているのかは、屋根材を剥がさない限り、確認することはできません。
そのため、ルーフィングの劣化は、利用しているルーフィングの製品名と築年数から推測するしかありません。
また、屋根材の劣化が進んでいる場合はルーフィングも相応に劣化しているだろうと推測できますし、雨漏りが生じている場合は、ルーフィングが機能していない証拠なので、やはり、劣化していると推測できます。
ただ、瓦屋根の場合は、瓦を外して確認することも可能なので、その際、ルーフィングの劣化状態を直接確認できます。
雨漏りの詳細な原因
雨漏り原因の調査方法は、目視調査のほか、散水調査、赤外線調査といった方法があります。
目視調査だけで、雨漏り原因を正確に特定することは困難なことも少なくありません。
雨漏り原因は1か所とは限らず、複数生じていることもありますし、複雑な浸入経路を辿っていることもあるためです。
そのため、目視だけでなく、散水調査、赤外線調査などの複数の方法を組み合わせて、特定する必要があります。
屋根の現地調査を依頼する際に注意すべきことは?

屋根工事業者に屋根の現地調査を依頼する際に注意したいことを紹介します。
飛び込みの訪問業者には注意する
飛び込みの訪問業者が、いきなり、屋根を点検しませんかと申し出た場合は、注意が必要です。
屋根の上は、地上からは死角になり、屋根に上がった人が何をしているか、家の人が確認することは難しいものです。
悪質な訪問業者の場合は、屋根をわざと壊して工事が必要な状態にしたり、大して劣化していないのに大げさに説明して高額な工事契約を結ばせようとすることがあります。
屋根の状態を写真・動画で見せてもらう
しっかりした屋根工事業者に依頼する場合でも、やはり、屋根の状態は実際に屋根に上がった職人にしか分かりません。
屋根の写真・動画などを撮影してもらい、言葉だけでなく映像で、状態を説明してもらうようにしましょう。
まとめ
屋根修理における現地調査の重要性について解説しました。
屋根修理を行うには、まず、屋根の状態を正確に把握することが大切です。
Re,ルーフは、京都市右京区を中心に活躍する屋根工事職人直営店です。京都市や亀岡市などを中心に京都府全域で屋根工事や雨漏り修理工事を承っています。職人直営店なので、本当に工事に必要な費用だけで屋根工事や雨漏り修理工事を行うことができます。
屋根修理のご依頼をいただいた際は、まず、お宅の屋根の状態を丁寧に確認させていただき、本当に必要な工事を提案いたします。
屋根の事でお困りのことがあるならお気軽にご相談ください。ご相談いただければすぐに対応いたします。





