ハウスメーカー・工務店・職人直営店のそれぞれの違いとは?

ハウスメーカー・工務店・職人直営店のそれぞれの違いとは?

2024/04/26

屋根修理や外壁塗装などを行う際には専門の業者に依頼することとなるのですが、依頼することができる業者には色々な種類があります。
それぞれに特徴があるため、それらの違いを理解した上で依頼していくと効率的に工事をすることができるでしょう。
そこでここではハウスメーカー、工務店、職人直営店のそれぞれの違い、メリット、デメリットについて紹介していきたいと思います。

ハウスメーカーについて

ハウスメーカーは規模の大きい大手企業です。
広告やテレビコマーシャルなどでも見かけることが多いでしょう。
こうしたハウスメーカーに屋根修理や外壁塗装を依頼する場合のメリットとデメリットを紹介していきます。

ハウスメーカーに仕事を依頼する場合のメリットについて

✅知名度があるので信頼できる
ハウスメーカーは大手企業ということもあって、知名度が高く、信頼できる企業というイメージが強くあります。
また、それだけ大きい企業のため、いきなり倒産してしまうということも少なく、長期的に仕事を依頼することができるという安心感もあります。

・新築を依頼したメーカーであれば連絡しやすい
そのハウスメーカーで新築の物件を依頼したというケースでは、その新築物件の図面がハウスメーカーにあるため、改修工事や塗装工事などを行いやすいというメリットがあります。
特にこうしたメーカーでは図面などの記録を保管していることが多く、データとして残っていることが多いのです。
そうしたつながりがあることで連絡しやすいという気安さもあります。

ハウスメーカーに仕事を依頼する場合のデメリットについて

ハウスメーカーに仕事を依頼する際には安心感などのメリットがあるのですが、いくつかのデメリットもあります。
費用が高くなりやすい
ハウスメーカーに仕事を依頼すると料金が高くなりがちです。
修理などを依頼したいという際にはハウスメーカーに仕事を依頼したとしても、そのハウスメーカーが直接補修工事を行うということはあまりありません。
ハウスメーカーはその下請け会社などに仕事を回すこととなります。
そのため、信頼できる大手企業に仕事を依頼したはずなのに実際に仕事をしているのは町の小規模な業者ということがあるのです。
ハウスメーカーに職人が多く在籍していないという場合にはほぼ確実にこの方式となります。
このように仕事が下請け会社に回されていく際にはハウスメーカーが仲介料、手数料、中間マージンを取っていくため、余計に料金がかかるのです。
実際に工事にかかる費用よりもこの中間マージンの分だけ高くなると言えるでしょう。
費用が高くなるというのはハウスメーカーの大きなデメリットとなります。

要望が伝わらない場合がある
修理、補修工事をハウスメーカーに依頼したとしても実際に仕事をするのは下請け会社のため、依頼した内容も下請け会社に回されていくこととなります。
そのため細かい依頼指示、要望などが正しく伝わらない場合があるのです。
改修工事の途中で「こうしてほしい」ということが出てきたとしても直接工事をしている下請け会社がそうした要望を受け付けてくれない場合もあります。
その下請け会社はハウスメーカーからの指示で動いているため、決定権がない場合があるのです。

工務店について

工務店は全国規模ではなく、地域に密着して仕事をしていることが多い中小規模の建築会社です。
ここではそんな工務店のメリットやデメリットについて紹介していきます。

工務店に仕事を依頼する場合のメリットについて

なじみやすい
工務店は地域に密着して仕事をしている中小規模の建築会社です。
地元に根付いている工務店が多いので、見かけることが多い、なじみやすいということもあります。
何か建物のトラブルがあった際などにも「頼みやすい」というのがメリットと言えます。

総合的に見てもらえる
工務店は建物全般のことを扱っていることが多いため、建物のどういった部分についてもトラブルがあれば依頼することができるという強みがあります。
あちこちに依頼する必要がなく、ここに任せれば良いというのはメリットと言えます。

工務店に仕事を依頼する場合のデメリットについて

総合的ではあるが専門的ではない
基本的な工務店は小規模な建設全般に携わっていることが多く、「屋根」「外壁」「塗装」などを手広く扱っているもののそれぞれの専門業者というわけではありません。
そのため、どれか一つをとった際には必ず専門的な仕事をできるわけではないということもあります。

他業者に仕事を回す場合もある
総合的に建物のことを扱っているものの、すべてのジャンルの職人が在籍しているわけではありません。
そのため、自社ですべての工事ができない場合にはハウスメーカーと同様に他の業者に仕事を回す場合もあります。
このように外注する時も中間マージンが発生すると費用が高くなるので注意が必要です。

中には営業マンだけの工務店も存在します。

職人直営店、自社施工店について

次に職人直営店、自社施工店のメリットやデメリットについて紹介していきます。

職人直営店、自社施工店に仕事を依頼する場合のメリットについて

適正価格
職人直営店に仕事を依頼する際の大きなメリットとして「適正な価格で工事を行える」ということがあります。
これは仕事を請け負った店が他に仕事を回すことなく自分たちで施工をすることができるため、中間マージンや手数料のような費用が発生しないのです。
こうした費用がかからない分だけ全体的な費用を抑えることができる場合が多くなっています。

直接工事を行う人がわかりやすい
職人直営店に仕事を依頼する場合は、その店の職人が直接工事をするため、実際に誰が工事をするのかということがわかりやすいという透明性があります。
ハウスメーカーなどに仕事を依頼した場合はそこから下請け会社に仕事を回されることが多いので仕事を依頼した先と直接仕事をする職人が違うということが多く、結局誰が仕事をするのかがわかりにくいということがあります。弊社は代表の竹村が自ら、現地調査から施工までを対応致します。

距離感が近いため要望も言いやすい
仕事を依頼した先の職人が直接工事を行っているため、要望を言いやすいというメリットがあります。
ハウスメーカーなどの場合は依頼した仕事内容が下請けや孫請けの会社へと伝えられていくため、すぐに工事内容を変更するといった決定権が下請け会社にないということがあります。
あくまでも指示通りに仕事をすることが優先するため、独断で変更ができないのです。
そのため、職人直営店で職人に直接要望を言いやすいというのはメリットと言えるでしょう。

職人直営店、自社施工店に依頼する場合のデメリットについて

職人との距離が近い、費用を抑えられるといったメリットがある職人直営店ですが、デメリットや注意点もあります。
選ぶまでが大変
昔からよく知っている、近所にある場合などであれば見つけやすいのですがない場合は自分で最初から探さなければならないということがあります。
インターネットで色々なサイト、口コミなどを見ながら確認していかなければならないため選ぶまでが大変ということもあります。
そうやって探した店も実際に自分が利用しなければ良いところかどうかがわからないというのもデメリットだと言えるでしょう。

納期の調整が難しい場合がある
ハウスメーカーなどであれば下請け会社、孫請け会社を複数持っているため、それらを動員して希望した納期に間に合わせることが可能となる場合が多くあります。
しかし職人直営店では在籍している職人は限られているため、希望した納期に間に合わないということがあります。
特に外壁塗装が集中する春や秋、自然災害の後の屋根修理などは依頼が多くなるため、職人の数が少ない直営店では希望している納期に間に合わない可能性があります。
急ぎである、どうしても間に合わせたい納期があるという場合には職人直営店は不利になることがあります。

ハウスメーカー、工務店、職人直営店以外の業者について

屋根修理や塗装の仕事を依頼することができるのはハウスメーカー、工務店、職人直営店以外にもあります。
ここではそれらの業者について紹介していきます。

家電量販店、リフォーム会社について

近年、屋根修理や塗装の仕事を家電量販店、リフォーム会社などが請け負うということも増えてきています。
キッチン、トイレ、風呂などの内装リフォームを行う際や屋根修理と同時に太陽光発電などの設備設置などを一緒に行ってしまいたいという人におすすめできます。
それらの工事と一緒に依頼することで割引がきく場合もあります。

ただ、やはりこちらに依頼する場合も屋根修理や塗装工事の専門業者ではありませんので、実際に工事を行うのは下請けや孫請け業者になります。
実際に工事を行うのが高い技術を持った職人かどうかは確認できませんし、中間マージンも発生するというデメリットもあります。

訪問販売業者について

訪問販売の業者が直接家を訪ねてきて屋根修理や外壁塗装を行う時期だからと工事を進めてくるものです。
消費者センターなどにクレームや相談がもっとも多いのがこのようなケースで、悪質な業者も多く、トラブルが起こりやすいものとなっています。
詐欺行為、手抜き工事、法外な値段請求などさまざまなトラブルの種類も確認されています。
工事を考えている場合でも訪問販売業者に依頼するのはおすすめはしません。

詳しくはこちらの記事でご確認ください▷屋根修理は訪問販売業者に要注意!現地調査・お見積もりする際の注意点

まとめ

屋根修理工事や外壁塗装工事を行う際にはハウスメーカー、工務店、職人直営店など色々な場所に仕事を依頼することができます。
それぞれにメリットとデメリットがありますので、それらを確認した上で選んでいくことが重要です。
また、地元の地域にあるような地域密着型の業者であれば何かあった時に対応しやすいということもあるので、自分が住んでいる地域で業者を探すというのもおすすめします。

株式会社Re,ルーフは京都市を拠点に4名の職人が力を合わせて全ての現場を施工する、職人直営店です。

屋根工事は大きな工事なので、費用やご近隣の状況などお客様にとってご不安な事は多いかと思います。
少しでもご不安を取り除けるのであれば『Re,ルーフ』はお力になりたいと考えております。

〈京都市の施工事例〉

▷京都市右京区蜂ヶ岡にてトタン屋根雨漏り修理

▷京都市右京区鳴滝にて窓枠からの雨漏り修理

▷京都市中京区にて屋根修理