屋根修理は訪問販売業者に要注意！現地調査・お見積もりする際の注意点
2024/04/26
戸建ての家に済んでいると、たびたび「訪問販売」が訪れることがあります。
昔のように小物などの品物を売るのではなく、最近では「屋根修理」などを販売することも増えているのです。
しかしこうした屋根修理の訪問販売業者の中には悪質な業者も多くいます。
そこでここでは屋根修理の訪問販売について、現地調査や見積もりをとる際の注意点について紹介していきたいと思います。
どういった訪問販売業者が訪れてくるのか
すでにこういった訪問販売業者が訪れたことがあるという人も多いかもしれません。
ここでは実際にどういった訪問販売業者が訪れるのかという例を紹介していきます。
まず注意しなければならないのは
まず簡単に訪問販売の手口を紹介します。
「瓦が落ちそう」「このままでは飛散する」「近所に迷惑がかかる」というように屋根が傷んでいることを強調して近隣への被害をうたうことが多くなっています。
弊社も実際に、声をかけられたお客様よりご相談を受けたケースが何度もございます。
しかし、点検に伺うと実際はそんなことはないという場合がほとんどでした。
中には傷んでいない屋根を悪質な業者が工具で屋根を意図的に壊すケースもあり、業者が屋根を上がる前に工具を持っていないか確認することが大切です。
Re,ルーフでは屋根に登る際には「スケールと手帳のみ」で上がります。
✅訪問してきた業者の車のナンバーが他府県の場合は特に要注意です。
また、ノーメンテナンスであることがわかる住宅は狙われやすいので要注意です。
※基本的には訪問業者を屋根に上らせないということが重要だと言えます。
優良な屋根修理業者は訪問販売はしない
屋根修理を行っている業者は数多くありますが、それらの業者の中でも「優良業者」と呼ばれているような業者はそもそも訪問販売はしていないということがほとんどです。
正当に仕事をして評価されている業者は、
✅地元で良い評判が口コミで広がっている
✅比較サイトなどでも良い評判、良い口コミが多くなっている
✅仕事が評価されてリピーターが多い
といった状態になっているため、訪問販売をする必要がないためです。
なにより、訪問販売はイメージがよくありません。
昔から羽毛布団などを高額で買わせたりすることが多く、悪質な業者が多いからです。
屋根修理業者の中には訪問販売を禁止しているという業者もあります。
これらのことを考えると優良な業者が訪問販売などを行っているわけがないのです。
実際にはそんなことはないのに真実のように話してくる
「訪問販売」はその名前の通り、実際に直接家に訪問してきます。
そして「お宅の屋根が危険な状態にある」ということを家主に告げてくるのです。
落ち着いて考えればわかりますが、家の外から屋根を見ただけでそんなことがわかるわけがありません。
訪問販売の業者が家の外から見て「屋根が危険だ」と判断できるほど屋根が破損しているのであれば他の人が見てもわかるはずです。
であるにも関わらず「このままほうっておけば雨漏りがひどくなる」「屋根がもうすぐ壊れる」「破損して近隣の家に迷惑をかける」といった根拠のない話をしてくるのです。
不安だから屋根を登ってみてもらいたい、簡単に修理できるならいまお願いしたい。など、突然のことなので、焦りで正常な判断ができない方もいらっしゃいます。
まずは落ち着いて、信頼できる地元の業者さんに相談してみましょう。
とにかくすぐに屋根に上らせてくれと言ってくる
こうしてやってくる訪問販売の屋根修理の業者は実際に何も問題のない屋根をさも重大なトラブルを抱えた屋根のように話す場合があります。
本当にトラブルのある場合もありますが、中には何も問題のない屋根に「トラブル」を生み出すケースもあるんです。
「詳しく調べたいので屋根に上らせて欲しい」と言い、こうして業者が屋根に上り、わざと瓦屋根をずらしたり、屋根材を破損させたりすることがあります。
そして破損した部分の画像を撮影し、「上って調べたらこのように壊れていた。修理が必要だ」というのです。
業者だけが屋根に上ってしまえば家主が下から見ても何をしているのかが見えないため、屋根の上で好き放題にされてしまう可能性があります。
訪問販売の業者を屋根に上らせないということが重要なのです。
高額な契約金額で契約させて、後で解約はできないと言ってくる
たとえ訪問販売の業者であっても「適切な屋根修理工事を」「適切な値段で」やってくれるなら何も問題はありません。
しかしたいていの場合は一部分だけの簡単に終わるような工事をおおげさに見積もりし、法外な値段で契約をさせようとしてきます。
中には「すでに屋根に上って点検作業をしているから解約はできない」というような悪質なケースもあります。
訪問販売の契約はあくまでも契約ですのでクーリングオフはもちろん可能です。
万が一被害に遭われた場合には、何を言われても「解約は可能だ」ということで対応して下さい。
軽はずみに契約を結ぶのではなく、「調査内容」「修理費」「材料費」などにそれぞれどれだけのお金がかかるのかを細かく見積もりをとって、それを提示してもらうことが重要です。
金額の相場がわからない場合はすぐに契約をせず、「相見積もりをとる」「ネットの比較サイトで調べる」ということも大切です。
相手が契約を急がせるようであればはっきりと断りましょう。
契約を急いで結ばせるような業者にも注意が必要です。
屋根修理の訪問販売が使う具体的な手口とは
屋根修理の訪問販売は色々な手口を使って契約を結ばせようとしてきます。
悪質な業者にだまされないようにするためにはどういった手口があるのかを知っておくことが対策となります。
ここではどういった手口があるのかについて紹介していきます。
すぐに見積もりを出してくる、そこから大幅な値引きをする
一般的に優良業者が屋根工事を行う際にはしっかりと現地調査をして点検をし、細かく状況を把握した上で見積もりは出すこととなります。
その見積もりも、「製品代金」「工賃」「足場代」など内訳が細かく記載されたものです。
しかしこうした訪問販売の悪質な業者は細かく点検することなく、その場ですぐに見積もりを出してきます。
その見積もりには根拠のない数字が出てくることとなります。
また、「〇〇一式」というような雑な計算法で出てくることとなります。
こうして最初に非常に高額な費用がこの段階で出されてきます。
家主が金額を見て「高い」という反応をするとすぐに数十万円単位の値引きをしてきます。
まともな業者がこのような値引きをすることはありません。
もともとが根拠のない数字だったために簡単に値引きをすることができるのです。
こうして大幅な値引きをするからお得だ、ととにかく契約を結ばせようとしてくるのです。
「期間限定で今だけキャンペーンをしている」というのも同様の手口なので無視しましょう。
オリジナル塗料を使用する、当社独自の工法で工事を行う、と言ってくる
こちらは塗装工事の訪問販売で使われる手口です。
さまざまな塗料メーカーがそれぞれに特徴のある塗料を出しているのですが、訪問販売の業者はそういったメーカー塗料を使わずに「オリジナル塗料を使用する」ということを言ってきます。
独自の方法で開発したオリジナル塗料が市販の他の塗料よりも優れた点をアピールしてくるのですが、冷静に考えて大手メーカーが販売している信頼と実績のある塗料よりも聞いたことのない訪問販売の業者のオリジナル塗料の方が性能的に優れているということなどありません。
これも安価な塗料を高く売りつける手口です。
強引な営業、一方的にまくしたてる営業、なかなか帰らない営業
訪問販売の業者の営業スタイルには特徴的なものが多くあります。
それらはある程度共通していますので、それらを紹介します。
・家主にしゃべらせずにとにかく一方通行でしゃべり続ける
・お客の質問などにも都合の良い解釈で答える
・とにかく早く契約を結ばせようとする
・契約するまで帰らない、もしくは帰れないといった意気込みを見せてくる
・契約してくれないと困ると泣き落としをしてくる
・今修理しないと家が壊れるというような脅しをしてくる
といった傾向があります。
どれも落ち着いて考えれば業者側の勝手な都合ばかりだと言えます。
何かわからない書類や契約書にサインさせようとしてくる
とにかく契約書を結ばせるというのは悪質な業者に多い手口です。
・後で解約できるから大丈夫と言って契約を迫ってくる
・今回の契約は本契約ではなく、仮契約のサインだからと嘘をつく
・屋根の点検をした確認書類だからサインだけしてくれと言ってくる
というようにとにかく何かの書類にサインを書かせようとしてきます。
このよくわからない書類にサインをしてしまうと、屋根修理の契約を結んだこととなって後で高額な請求をされるという流れとなっているようです。
仮だろうが、後で解約をできようが、とにかく契約を結ばない、サインをしないということが何よりも重要です。
まとめ
すべての業者が悪質ではありませんが、訪問販売で屋根修理の営業をしてくる業者は悪質な業者の確率が高いことは事実です。
屋根修理を考えているのであれば、やはり信頼できる業者に依頼し、現地調査をしてもらって見積もりを出してもらい、それを落ち着いて精査して契約を結ぶというのが安心で安全な方法だと言えるでしょう。
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