京都の狭小住宅で屋根工事をするときの注意点とは?
2026/09/18
京都でも狭小住宅が増えています。
狭小住宅の場合、隣地との距離が近すぎるため、足場を架設できるのかという懸念が生じますが問題なく設置できることがほとんどです。
ただ、工事前に屋根に梯子を架けて点検できないため、屋根の状態が分からないまま、工事を始めてしまうケースもあるようです。また、隣地への配慮が必要になるなど、狭小住宅の屋根工事をする際は注意すべきポイントがいくつかあるので紹介していきます。
狭小住宅とは?

狭小住宅が増えていると言われますが、どういう住宅を指すのでしょうか。
狭小住宅については、建築基準法などで、明確な定義が定められているわけではありませんが、敷地面積が10坪〜20坪程度で延床面積が25坪〜30坪ほどの住宅を指すことが多いです。
狭小住宅は、一人暮らしや夫婦二人暮らし用の物件と思われがちですが、間取りを工夫すれば、ファミリーで暮らすこともできます。
京都でも、地価が上がっている現在では、広い土地だと購入しづらいことから、こうした狭小住宅が増えている地域もあります。
狭小住宅で建物のメンテナンスをする際の懸念点とは?
狭小住宅に限らず、建物は必ずメンテナンスが必要になります。
建物のメンテナンスは、主に外壁と屋根の補修が主ですが、いずれの場合も足場の架設が必須となります。
ところが、狭小住宅の場合、敷地ぎりぎりまで建物が建っていることがほとんどです。
また、近隣にも同じような狭小住宅が連続している場合、隣地との距離がほとんどなく、足場の架設が可能なのだろうか? と危ぶまれるほどであるケースも少なくありません。
結論から言うと、狭小住宅であっても、工夫すれば足場の架設が可能です。
建物の上層部分でも隣地に越境したり、あるいは隣の建物が越境しているという状態はあってはならないことなので、一般的な戸建て住宅であれば、足場を組める程度の隙間は空いています。
狭小住宅で屋根工事を行う際の注意点は?

狭小住宅の場合、屋根工事を行うにあたってはいくつか注意すべきことがあります。
✅梯子で屋根に上がって点検できるか
狭小住宅に限らず、屋根工事を行う前提として、まず、屋根の状態の確認が必要です。
屋根の正確な状態は地上から見ただけでは判断できないことがほとんどなので、実際に職人が屋根に上がって確認する必要があります。
ところが、狭小住宅の場合、隣地との隙間がないために、屋根まで梯子を架けられないこともあります。
比較的広い場所を確保できる道路側でも、テラス屋根、カーポートなどがあるために、梯子を架けられないというケースもあります。
こうした状態だと、屋根の状態をよく確認しないままに、屋根工事の見積もりが出されて、実際に工事すると、想定外の金額になってしまうこともあります。
職人が屋根の状態を確認しないままでは、適切な見積もりもできませんし、工事計画も立てられません。
最近ではドローンで確認することも可能ですし、工夫すれば、屋根に上がれることもあります。
いずれにしても、狭小住宅でも、工事前に屋根の状態を確認しておくことが大切です。
✅足場を架設できるかどうか
屋根工事でも足場の架設が必要です。職人が安全に作業できるようにするためだけでなく、シートを張るなどして、近隣に屋根のごみや塗料が飛び散ってしまうことを防止する必要があるためです。
狭小住宅の場合、そもそも、足場を架設できるのか懸念される方も多いと思いますが、足場を設置するスペースが全くないということはあまりありません。
ただ、自分の敷地内だけで足場を組むことはできず、隣地の敷地も使わせていただくことはよくあります。
また、隣地の窓や外壁へのごみや塗料の飛び散りを防ぐために、隣地の建物についても養生が必要になることもあります。
いずれにしても、狭小住宅で足場を架設する際は、隣地の協力が必要なことが多いため、日頃から隣人との良好な関係を築いておくことが大切です。
✅隣地への配慮が必要になる
狭小住宅で屋根工事を行う場合は、隣地と十分な距離がある住宅と比べても、隣地への配慮が必要になります。
例えば、屋根の塗装工事を行う場合、臭いのきつい油性塗料を使うと、隣地にも臭いが流れてしまい、近隣の方に迷惑をかけてしまうことがあります。
こうしたことを考慮して、臭いの少ない水性塗料を選ぶことも検討すべきです。
また、建物のメンテナンスでは屋根工事はもちろんですが外壁工事でも足場が必要になります。
今年は屋根工事を行い、来年に外壁工事を行うという感じで、複数回に分けて工事を行うとその度に、隣地にお願いして足場を架けさせていただく必要があります。
当然、隣地の方もどうせ工事するなら一度でまとめてほしいと思うでしょう。
このように隣地への負担も考慮して、屋根工事を行う際はついでに外壁工事も行っておくといったように、まとめて工事することも検討すべきです。
狭小住宅で屋根工事を行う際のポイント

狭小住宅で屋根工事を行う場合は、いくつかのポイントがあります。
隣地とは良好な関係を築いておく
狭小住宅で屋根工事などの建物のメンテナンスを行うには、必ず、隣地の協力が必要です。隣地との状況によっては、隣の敷地に足場を架けさせてもらう必要性もあります。
建物の工事はお互い様なので、協力してくれることが多いですが、隣との人間関係がうまくいっていない場合は、足場を架けるにしても、隣の人が快く承諾してくれないこともあります。
こうなるとますます人間関係がぎくしゃくしますし、住みづらくなってしまいます。
最近では、近所の人間関係が希薄化して、どういう人が住んでいるのか知らないケースも増えていますが、隣地の方との人間関係を良くしておくことが大切です。
足場が必要な工事はまとめて行う
狭小住宅では、足場を架ける際、隣地にも負担をかけてしまいます。
数年おきに工事を繰り返してしまうとその分、隣地にも迷惑をかけてしまうので、足場が必要な工事はできる限りまとめて行うべきです。
例えば、屋根工事を行うのであれば、屋根本体だけでなく、雨樋の工事、外壁の工事、シーリング工事などもまとめて行ってしまうべきです。
足場が必要な工事をまとめて行うことで、足場の架設費用を一度支払えばよいだけになるため、トータルコストも抑えられます。
また、隣近所に工事を行う予定をあらかじめ伝えておけば、隣地の方も「それならうちもついでに屋根工事をしようか」と検討するケースもあります。
この場合、隣地と接している部分については足場を共同で使うことができるため、その分、費用を抑えられることもあります。
隣地に配慮した工事計画を立てる
狭小住宅で屋根工事等を行う場合は、隣地への影響が大きくなります。
屋根を高圧洗浄機で洗浄する場合、汚水が隣地の建物に飛び散らないように念入りな養生が必要になります。
塗装工事を行う場合でも、油性の臭いがきつい塗料を用いると、近隣に迷惑をかけてしまうため、水性塗料を選択することも検討すべきです。
また、騒音が発生する工事を行う場合は、建物が接しているとその分、影響が大きくなります。
できる限り、隣地の方がいない時間に工事を行うなどの配慮が必要なこともあります。
寿命の長い屋根材や建材を選ぶ
現在、メンテナンスが全く必要ない建材はありません。どのような屋根材を選択しても、数十年ごとのメンテナンスは必要です。
ただ、寿命の長い屋根材や建材を選べば、メンテナンスの周期を延ばすことができ、その分、負担も軽くなります。
例えば、屋根材の中で最も寿命が長いのは、瓦です。一般的な寿命は50年以上とされています。
化粧スレートやトタン屋根の場合、10年程度で塗装等のメンテナンスが必要になるのと比べると違いは一目瞭然です。
更に、ルーフィング(防水シート)も、安いものだと10年程度で寿命になってしまいますが、30年以上といった長寿命のものもあります。
瓦屋根で長寿命のルーフィングを採用しておけば、必要なメンテナンスは20年程度の目安で行う漆喰の詰め直し工事だけでよくなります。
狭小住宅では建物のメンテナンスを行うのは一苦労なので、このように、寿命の長い屋根材や建材を選ぶことも検討してください。
屋根工事を行う時は近隣へのあいさつをしっかり行う
狭小住宅で屋根工事等を行う場合は、足場を架ける際に隣地を使わせてもらうなど、何かと隣地にも迷惑をおかけしてしまうものです。
そのため、工事を始める前に、隣地へのあいさつをしっかり行うことが大切です。
施主さんが挨拶するだけでなく、業者も直接出向いて挨拶するのが基本です。こうした当たり前のことができる業者に依頼することが大切です。
まとめ
京都の狭小住宅で屋根工事をするときに注意したい点についてまとめました。
狭小住宅の場合、足場を架けられず、屋根工事ができないのではないかと懸念される方もいらっしゃるかもしれませんが、多くの場合は問題なく足場を設置できるので、一度、屋根工事業者にご相談ください。
Re,ルーフは、京都市右京区を中心に活躍する屋根工事職人直営店です。京都市や亀岡市などを中心に京都府全域で屋根工事や雨漏り修理工事を承っています。
狭小住宅の屋根工事の実績もあります。近隣に十分に気を配り、丁寧に工事を行います。
ぜひ、お気軽にご相談ください。


