京都市北区にて瓦屋根修理〈漆喰補修〉
2022/11/17
京都市北区衣笠にて、瓦屋根の漆喰補修をおこないました。
棟瓦の乱れと漆喰剥離でお問い合わせ頂きました。
使えるものは使用し、最低限の屋根修理とのご要望絵したので棟瓦の葺き戻しをさせて頂きました。この年代の棟瓦施工の下地は野地より緊結線を出し、下地を括り付けて留め付ける施工が主流です。
葺き土の風化と共に固定されていた棟瓦が緩みこの様に行儀が悪くなってしまうのです。
Before
After
棟の下地と葺き土を撤去し、下地を支える棟金具を入れていきます。そこへ垂木を下地としてビスにて固定しております。
棟際の瓦もズレ防止のため、桟葺きにしビスで留め付け吸水率の少ない南蛮漆喰を塗り、棟瓦をビス留めにて葺き戻します。地震や災害に強い棟にさせて頂きました。
屋根の瓦を支えている漆喰は、経年劣化によって剥がれたり崩れたりすると瓦と瓦の隙間から雨水が屋根内部に浸水し、雨漏りが起こるリスクが高まります。
厳密に言うと、漆喰の劣化=雨漏りに直結する訳ではありません。しかし、漆喰が埋めていた隙間から必要以上の雨水が屋根内部に浸水することになるため、その水が建物内部を腐食させ結果的に雨漏りを引き起こす可能性があるのです。
また、漆喰の崩れや剥がれは雨漏り以外に瓦の崩落という別の被害をもたらす可能性があります。
漆喰には隙間を埋める役割以外にも、瓦を支える役割も持っているということですね。
大きな被害につながる前に、定期的なメンテナンスをおこなうことをおすすめいたします。
施工中
現場詳細
現場住所:京都市北区
築年数:30年
施工内容:瓦屋根修理
施工箇所:棟瓦
施工期間:1日
使用屋根材:南蛮漆喰、棟金具
この度は、Re.ルーフにご依頼いただき誠にありがとうございました。
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