京都市右京区にて屋根軽量化〈瓦からガルバリウム鋼板に葺き替え〉
2022/09/23
京都市右京区にて行った屋根工事の様子です。
屋根軽量化のため、既存の瓦屋根からガルバリウム鋼板に屋根リフォームいたしました。
Before
After
現地調査の際にお家の現状を聞かせていただいたところ、築50年は経過しており、メンテナンス無しとの事でした。チラシなどで屋根軽量化を目にしておられ、屋根の重さを気にされていました。
また、天井部にしみができているとのことで屋根調査もさせていただきました。
二昔前に良く使われていた青緑瓦で施行されており、所々に表面の剥離や瓦のズレ、棟瓦の緊結の切れが見られます。谷板金は元の塗装が劣化して錆がまわり下地まで腐食していそうな状態でした。
瓦と葺き土を捲っていき、問題の天井部分を見ていきます。調査したところ、原因は谷板金の排水部と排水パイプの劣化によるヒビからの水漏れでした。
木下地により既存より勾配(傾斜)を付けて排水までしっかり流れるようにしていき、排水パイプも交換します。
また、屋根本体はガルバリウム鋼板の立平を使用し、軽量かつ軒から棟まで一枚物で継ぎ目がないため、吹降りやゲリラ豪雨にも強い屋根材料で施工させて頂きました。ケラバ(屋根の両端部)にはコーキングを入れ、強風でもめくれない様に一工夫してあります。
今回の既存瓦+葺き土+廃棄の合計量で2400kgとなりました。ガルバリウム鋼板立平は約300kgのため、大幅な屋根の軽量化となり、施主様にもご満足いただきました。
施工中
近年、震災による防災面の意識が高まったことにより屋根の軽量化が注目されるようになりました。
瓦屋根は瓦自体の重量が大きいことはもちろん、従来の葺き方ですと瓦の下に「葺き土」と呼ばれる土が施行されているためさらに重さが増してしまっておりました。
建物は重心が上にいくほど揺れが大きくなってしまうため、このような瓦屋根の住居の場合、地震が起きたときに建物が大きく揺れてしまうことが予想されます。一方でガルバリウム鋼板は瓦のおよそ1/8の重量と、非常に軽量です。(100平米あたり瓦は4t、ガルバリウム鋼板は500kg)
ガルバリウム鋼板は雨漏り対策の強化だけでなく、防災面の向上もかなうというわけですね。
この度は、Re.ルーフにご依頼いただき誠にありがとうございました。
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現場詳細
現場住所:京都市右京区
築年数:50年
施工内容:屋根軽量化〈葺き替え〉
施工箇所:屋根全体
施工期間:1週間
使用屋根材:ガルバリウム鋼板 立平