京都市北区にて雨漏り修理〈瓦屋根葺き替え〉
2023/02/27
築年数は46年で度々雨漏りが発生しており、その都度屋根修理をしていたそうです。今回は大雨時に雨漏りするとの事で、屋根点検と屋根調査させていただいたところ瓦の継ぎ目全てにコーキングを施されておりましたが、この方法は適切ではありません。
このような修理を繰り返していくと雨漏りの原因箇所の特定が難しくなり、その時はよくてもしばらくすると必ず雨漏りが再発生しイタチごっことなるだけです。今回は雨漏りを根本的に治すため、屋根の全体葺き替えにて修理をいたしました。
現状の屋根は土葺きの淡路瓦で葺かれています。
以前の雨漏り修理内容は、ラバーロック工法コーキングにて瓦のズレを止める施工がされてます。ラバーロック工法はズレ止めとしてはとても有効ですので弊社も度々施工させて頂いております!! がっ・・・間違った施工をしてしまうと、今回の様に雨漏りを引き起こしてしまうのです。
雨漏りの原因は瓦の継ぎ目全てにコーキングをしていること。「継ぎ目の隙間が無くなるから水が入らないのでは?」と思いますよね😅実は、瓦が結露して重なり内部に水滴が発生してしまっています。そして、その水滴の逃げ口をコーキングで塞いでいるので溜まった水が屋根内部に侵入してしまうのです!これにより二次防水のルーフィングが劣化し、雨漏りが起こります。
また、コーキングは紫外線により劣化し接着不良や痩せヒビ割れを起こしています。そこへ大雨の水が流れ込み、雨漏りが発生しているというわけです。
この様なケースは場所特定は難しく、今は大丈夫でも修理後雨漏再発生しイタチごっことなりますので屋根全体葺き替えにて施工させて頂きました!
阪神大震災以前は土葺きが主流でしたが、震災以降は施工方法が見直され桟葺きが主流となってます。
桟葺きのメリットは、葺き土を使わないので大幅な屋根の軽量化ができること、瓦を引っ掛ける釘留めのため、土葺きより瓦のズレに強いということです。桟葺きは上下のズレに有効ですが、さらに縦桟を加える事により左右のズレも防止でき、合わせて防災瓦の使用で耐風や地震に非常に強い屋根になります。
知識と施工方法で同じ材料を使っていても長期的に凄く耐久性の差がでるものです!
瓦を引っ掛ける桟木も弊社はこだわっており、ウォーターホールと言い防腐塗装を施した溝付きのもので雨水が入り込んだ場合、溝より雨水を逃し屋根に留めないように考え、見えない所が重要なので細部にわたりこの様な資材選定を徹底してます。
この度は、Re.ルーフにご依頼いただき誠にありがとうございました。
京都の屋根工事、雨漏り修理、葺き替え、屋根カバー工事は屋根工事直営店のRe.ルーフにお任せ下さい!