宇治市南陵町にて屋根葺き替え工事〈瓦からスーパーガルテクトへの葺き替え・屋根の軽量化〉
2025/02/14



お客様のお困りごと・ご依頼のきっかけ
屋根の軽量耐震化をご希望のお客様で、まず瓦のズレを点検してほしいとのお問い合わせをいただきました。
下葺きのルーフィングが役割を果たしていたので、幸い雨漏りにはなっていませんでしたが、瓦はずれてしまっていました。
この度は、屋根軽量耐震化ということで葺き替えを施工させていただき、誠にありがとうございました。
築48年のご住宅にて、宇治市の「簡易耐震改修補助金」を活用しての施工でした。
助成金に関しては、築年数の指定期間など色々ありましたが、クリアできて本当によかったです。
耐震診断の結果数値をもとに、ご要望に合った材料をご提案致しました。
工事の様子を順を追ってご紹介致します。
施工前
瓦は屋根材の中で一番重い材質で、耐用年数は長いですが、耐震面という点ではあまり優れてはいません。
こちらの使用瓦はS瓦(スパニッシュ)で葺き土入りのため、非常に重い屋根に区分されています。
また、葺き土が風化して、ところどころ接合部に隙間があいてしまっていたようです。
なので雨風が強い時には雨水の吹き込みがあり、葺き土がえぐられて瓦のずれの原因となっていました。
施工中
既存屋根瓦の撤去
まずは瓦を撤去です。
葺き替え工事ですので今回は下地から造り直します。
2枚目は瓦を剥がした後の葺き土まで、取り除いたところです。
下地の補強
こちらは、葺き土を除去した面に垂木という構造を設置したところです。
こちらも重要な屋根構造である、野地板の取り付けを行っています。
屋根材を支える広い面のようなかたちで、平べったい木材を張って強度を増します。
正式な名称は構造用合板(厚さ12mm)で、先ほどの細長い垂木の上に、この平らな板を組み合わせることで頑丈な構造にします。
ルーフィング
雨漏り防止においてトップレベルに重要な、ルーフィングの施工に入ります。
特殊合成樹脂配合の改質アスファルトを塗布されている防水シートで、耐用年数以内ならば雨水を一切通しません。
表面には鉱物の粒を固着させてあり、強度に優れた製品ですのでお選び致しました。
屋根材取り付け
ご要望下さいましたスーパーガルテクトは、遮熱塗料鋼板の断熱材付きです。
ガルバリウム鋼板にマグネシウムを加えて作られており、サビ・腐食に強いため、長期にわたり安心してお過ごしいただけます。
棟際や細部の加工などもさまざまな天候を考慮して万全に施工させていただきました。
なお、よろしければこちらの葺き替え施工実績も併せてご一読くださいませ。
棟板金取り付け
屋根材と同質の棟板金で、全体として適度なマット感でまとまりのある雰囲気に。
屋根下地は築年数が経っていましたがさほど傷んでおらず、補強により屈強な屋根躯体となりました。
屋根の軽量化により、耐震性の向上と遮熱鋼板・断熱材により以前より機能性を増すことができました。
完工
以上、7日間で完工となりました。
担当者のコメント
近年では、東日本大震災や能登震災などで「耐震」「軽量屋根」といった着眼点で工事をお考えになる方も増えています。
葺き替え工事から雨漏り修理、部分的な修理まで、どんなことでもまず一度ご相談くださいませ。
この度はありがとうございました。
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現場住所 | 京都府宇治市南陵町 |
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施工内容 | 屋根葺き替え 屋根修理 |
施工箇所詳細 | 屋根全体 |
施工期間 | 7日 |
使用屋根材1 | スーパーガルテクト |