訪問業者に屋根の不具合を指摘されたときの正しい対応

訪問業者に屋根の不具合を指摘されたときの正しい対応

2026/03/19

訪問業者に「屋根瓦がズレている」とか、「屋根の棟板金が浮いている」と指摘されることがあると思います。
これは点検商法といい、トラブルの原因になりやすい取引方法なので、対応には注意が必要です。
訪問業者に屋根の不具合を指摘された場合は、どう対処するのが正解なのか解説します。

屋根工事の点検商法とは?

国民生活センターや消費生活センターによると、訪問業者による屋根工事の点検商法のトラブルが増えているとのことです。
訪問業者が突然、自宅を訪問してきて、「お宅の屋根に不具合がある」と「このままでは危ない」と不安を煽った後で、修理してあげるといい、契約の勧誘をするという流れです。

訪問業者のトーク事例

訪問業者のトーク事例として代表的なものを紹介しておきます。

屋根瓦がズレているのが見えた

もし、自宅の屋根が瓦屋根の場合は、「屋根瓦がズレている」というのが代表的なトークです。
そのうえで、次のように不安を煽ります。
瓦が落ちて人に当たれば大変なことになる
瓦が隣の家に落ちれば大変なことになる
だから、「すぐに修理したほうがいい」と言い、訪問業者との契約を迫るという流れになります。

屋根の棟板金が浮いている

自宅の屋根が瓦屋根ではなく、化粧スレートや金属屋根の場合は、「屋根の棟板金が浮いている」というのが代表的なトークになります。
実際に棟板金に隙間があったりズレや浮きがあれば、強風の際に剥がされてしまう可能性があります。
棟板金が飛んでいくと隣近所に被害を及ぼす恐れがありますし、雨漏りにもつながってしまうため、「すぐに修理したほうがいい」と言い、訪問業者との契約を迫るという流れになります。

近所で工事している者ですが

近所で工事しているものですと挨拶を装って玄関を開けさせる方法です。
そのうえで、「お宅の屋根に不具合があるのが見えたのでお知らせに来ました」と善人を装って話を続けるわけです。
しかし、実際には、近所で工事しているわけではなく、単なる訪問業者であるケースが多いです。
もしも、「近所で工事している」と言われた場合は、「誰の家を工事しているのか?」と聞いてみましょう。ちゃんとした答えが出てくればまだしも。大抵は、適当に「佐藤さんの家です」「鈴木さんの家です」と、ありふれた苗字で答えるか、あるいは、「あっちの方の家」と方角だけを示す曖昧な答えになるはずです。

親方が見たんだけど

訪問業者が「親方が見たんだけど」というセリフから話を始めるパターンです。
後は上記で説明したように屋根に不具合があるから、すぐに工事したほうがいいという流れになります。
では、なぜ、自分が見たと言わず、親方が見たと言うのでしょうか?
職人が若い人の場合は、「ベテランが見ている」から間違いないと説得力を持たせたいという意図があるのでしょう。
このような場合は、「親方とは誰ですか?」とか、「どこの会社の方ですか?」と聞いてみましょう。
あるいは、名刺を出してくださいと言ってみましょう。
大抵の場合は、適当なことを言って誤魔化し、ただ、「親方が見たんだから間違いない」といった言葉を繰り返すだけになるはずです。

訪問業者を屋根に上らせた場合に起こること

訪問業者に不安を煽られた挙げ句、「今から屋根を点検しますよ」という言葉に乗せられて、実際に訪問業者に屋根を見られた場合はどうなるでしょうか。

✅自宅と違う屋根の写真を見せられる

訪問業者が屋根に上がって写真を撮ったと称し、自宅の屋根とよく似た屋根の写真を示されることがあります。
もちろん、その写真は屋根材に不具合がある状態のものです。
それを示して、今すぐに屋根の修理をしないと大変なことになるなどと不安を煽るわけです。
最近では、AIで写真を加工することも容易ですから、実際に自宅の写真を撮影して、AIで不具合があるかのように加工したものを見せられる可能性もあります。
このような場合は、写真の日付や不自然な点がないかよくチェックすることが大切です。

✅屋根を壊される

悪質な訪問業者の場合は、屋根に上がって、わざと屋根を壊すことがあります。
工具で屋根材を割ったり、剥がしたりして、その状態で写真撮影するわけです。
そして、何食わぬ顔で下りてきて、「やっぱり屋根が壊れていましたよ」と説明し、今すぐに屋根の修理をしないと大変なことになるなどと不安を煽るわけです。

こうした行為はもはや犯罪行為なので、直ぐに警察に通報したり、弁護士に相談して損害賠償を求めるべき事案です。
しかし、不安を煽られている場合だと、そこまで頭が回らず、訪問業者と契約してしまうということも少なくありません。

✅わずかな劣化を大げさに説明する

訪問業者が本当に屋根を点検して、その場で撮影した写真を示したとしましょう。
その場合でも、訪問業者は、「このままでは危ない」といった大げさな説明をすることがあります。
特に劣化しやすい棟板金は、緊急の屋根工事の口実にされやすいものです。
しかし、本当に今すぐに工事が必要でも、その訪問業者とすぐに契約するのは避けましょう。
訪問業者は、商売なので完全に善意で点検することなどありません。
様々な名目でお金を取ることが目的なのですから、彼らの営業トークに乗せられないようにしてください。

訪問業者に屋根の不具合を指摘されたときの正しい対応

では、訪問業者に屋根の不具合を指摘されたときはどのように対応すべきなのでしょうか。

話だけ聞いてお引き取り願う

上記のように「屋根瓦がズレているのが見えた」といった話を聞いたら、「そうですか」と軽く聞き流すのが有効です。
動揺している様子もなく、話に乗ってこなければ、訪問業者はそれ以上話をするのは無駄だと考えて引き上げるものです。
ただ、訪問業者にターゲットにされるほど、屋根の劣化が進行している可能性があることは心に留めておきましょう。

その場で契約することは避ける

もしも、訪問業者を屋根に上げて点検してもらった場合でも、そのまま契約するのは絶対に避けてください。
話を聞いても「契約は後日」といえば、まともな業者なら、一旦引き下がるはずです。
それでも、粘って契約を急がせる業者の場合は、悪徳業者である可能性が高いため、すぐに話を打ち切って帰ってもらいましょう。

他の屋根工事業者に点検してもらう

訪問業者の言葉だけを鵜呑みにするのではなく、他の屋根工事業者に依頼して屋根を点検してもらいましょう。
いわば、セカンドオピニオン的な発想です。
自分で呼んだ屋根工事業者も、修理が必要だという診断を出したら、その時に初めて、屋根工事を検討しましょう。

相見積もりする

訪問してきた屋根工事業者だけでなく、他の屋根工事業者にも相見積もりを依頼しましょう。
それにより、適切な屋根工事代金を確認したうえで、本当に信頼できる業者に屋根工事を依頼しましょう。

本当に屋根の棟板金が浮いている場合の対応

訪問業者は、「屋根の棟板金が浮いている」と言うことが多いです。
では、本当に屋根の棟板金が浮いている場合は、どのような点に注意すればよいのでしょうか。

屋根の棟板金が浮いているのは見えるのか?

屋根の棟板金が浮いているのは、地上からでも確認できることはあります。
地上から確認できるほどであれば、たしかに早めの修理が必要な状態と言えます。
地上からは浮いているのかどうかよくわからない場合は、その訪問業者が適当なことを言っているだけの可能性もあります。

雨漏りが生じているか?

屋根の棟板金が浮いている場合は、その隙間から雨水が浸入している可能性があります。
更に、防水シート(ルーフィング)も劣化している場合は、雨漏りに発展してしまいます。
室内で雨漏りが生じている場合は、棟板金の浮きが原因である可能性があるため、早めの修理が必要です。

強風の際に剥がれてしまうリスクがある

屋根の棟板金が浮いている場合は、棟板金を止めるくぎの固定力が弱まっていることになります。
これを放置した場合は、台風などの強風の際に、剥がれてしまいます。
棟板金が飛んでしまうと、近隣に被害を及ぼすことがありますし、屋根に大きな穴が空いてしまうため、雨漏りに発展してしまいます。
そのため、台風シーズンが到来する前に、棟板金の修理工事を行っておくべきです。

まとめ

訪問業者に屋根の不具合を指摘されたときは、焦ってしまう方も多いと思いますが、この記事で紹介したことを念頭に置いて、冷静に対処してください。
すぐに契約するのではなく、他の屋根工事業者にも相談し、本当に工事が必要な状態なのか調べてもらいましょう。
Re,ルーフは、京都市右京区を中心に活躍する屋根工事職人直営店です。京都市や亀岡市などを中心に京都府全域で屋根工事や雨漏り修理工事を承っています。職人直営店なので、本当に工事に必要な費用だけで屋根工事や雨漏り修理工事を行うことができます。
訪問業者に屋根の不具合を指摘されて不安なことがある場合はお気軽にご相談ください。ご相談いただければすぐに対応いたします。