Re-Roofing
屋根カバー工法
カバー工法とは、すでにある屋根材の上から新しい屋根材をかぶせる工事のことです。
屋根のリフォーム工事には、葺き替え(ふきかえ)工事という、古い屋根材を撤去してから新しい屋根材に交換する方法もありますが、カバー工法は、すでにある屋根材は撤去せずそのまま使用するため、廃材がほとんど出ず、解体工事の手間がないため、工事期間も短くできるのが特徴です。
屋根カバー工法のメリット
リフォーム工事費用が安くなる
カバー工法は、すでにある屋根材の上からかぶせる(カバーする)工事のため、元々の屋根材を撤去する手間や費用がほとんどかからないため、リフォーム費用を安くすることができます。
屋根材をすべて撤去してから行う葺き替え工事の場合は、約100〜140万円ほど工事費用がかかってしまうため、葺き替え工事に比べると安く済ませることができるので、安価にリフォームしたい人には向いています。
ただし、カバー工法ができない場合もあるので、その点は注意が必要です。
工事にかかる期間を短くできる
屋根材の撤去が必要ない分、工事にかかる期間も短くできます。葺き替えにかかる工事費用は、一般的に7〜15日程度かかりますが、カバー工法では5〜10日程度でリフォームが完了します。
ただし、複雑な形状をしている屋根や1階と2階に屋根がある複合的な屋根の場合は、その分工事の範囲が増えるため、工事期間は長くなります。
防水性・断熱性・遮音性が向上する
カバー工法は、すでにある屋根材の上に重ねるため、二重構造になります。新しい屋根材でさらにカバーするため防水性能が高くなります。
また、厚みが増えることで、外の暑さや寒さが室内へ伝わりにくくなるため断熱性能が高くなったり、屋根にあたる雨音が小さくなったりすることで遮音性を高めるという効果も期待できます。
屋根カバー工法のデメリット
工事後のリフォーム費用が高くなる
カバー工法のデメリットは、工事後にかかるリフォーム費用が高くなる可能性があることです。
カバー工法をした屋根はすでにある屋根材と新しい屋根材が劣化した場合は両方に対しての撤去費用・処分費用がかかってきます。すべての屋根を交換するとなった場合も、すでにある屋根材とその上の屋根材の両方をはがす必要があるため、撤去にかかる費用も高くなってしまいます。
雨漏り修理の場合は、屋根をかぶせてしまえばすべて解決するわけではなく、原因となっている箇所や周辺を修理していく必要があるため、すべて撤去して入れ替える、葺き替え工事の方が結果的に安く上がる場合もあります。
屋根の点検ができない
カバー工法は、すでにある屋根にかぶせてしまう工事のため、屋根内部の点検ができなくなります。
屋根の内部の劣化状況や雨漏りが特定できなくなるので、工事する前に劣化状況の把握や点検をしっかりする必要があります。
耐震性に影響がでる可能性がある
すでにある屋根材と新しい屋根材を組み合わせる二重構造のため、屋根の重量が増えて耐震性が下がる可能性があります。
屋根の重量が増えて建物の重心が高くなると、揺れの影響を受けやすくなり、耐震性に影響がでます。
屋根カバー工法ができない屋根
瓦や凹凸のある屋根の場合
カバー工法は、平らな屋根材の上に重ねて、釘で打ち付ける工事のため、瓦や凹凸のある屋根材には施工できません。
カバー工法は主にスレートといった、平らな屋根に対して行われます。
内部の下地材が劣化している場合
屋根材や屋根の内部の損傷が激しい場合は、カバー工法での工事はできません。
雨漏りでの修理の場合は、内部の下地材まで侵食している場合が考えられますので、そのまま修理をしても、またすぐに雨漏りが発生する場合があります。
内部の下地が劣化している場合は、屋根材を入れ替える葺き替え工事が必要となります。
過去にカバー工法で工事している場合
過去にカバー工法で修理をしている場合は、新しくカバー工法での工事をすることができません。
カバー工法での修理は1度までしかできないため、別の修理方法をする必要があります。
Works
カバー工法の施工実績
屋根工事の現地調査・お見積もりは無料!!
京都市右京区を拠点に亀岡市等の京都府全域に出張可能でございます。
お問合せ・ご相談、現地調査、お見積作成は無料でございます!
屋根に関することなら何でもお気軽にお問合せください。
Area
対応可能エリア
京都市を中心に亀岡市、京都府全域対応可能です!